ならその隠し場所を知

いてね。小鳥というのは卵の話をするのが大好きなんだ。ときにはじつにばかげたこともする。狼虛擬辦公室のほうがよほど威厳がある」ガリオンはちょっと考えた。「いまの話はポルおばさんに言うには

およばないよ」
くりといやみを言った。
「おお、まだおったのか、ポル? もうとっくに他の仕事を見つけたと思っていた」老人はものやわらかに言った。
 ポルガラは氷のような目でにらみつけたが、ベルガラスは平然たるものだった。「みんなに警告したほうがいいぞ、ガリオン。狼はめったなことでは他の生き物についてとやかく言わんものだ

。その動物がどんなものだろうと、ありふれたやつではないことは確かだ。ありふれていないということは、たいがい危険だということだよ。セ・ネドラにわれわれのほうへくるよう言うんだPretty Renew 冷靜期

いまのように馬たちのうしろからついてくるようでは、いささか物騒だからな」ベルガラスは考えて言った。「セ・ネドラをびっくりさせるようなことは言わずに、リセルを一緒にあの二輪馬車

に乗せるんだ」
「リセルを?」
「あの金髪の娘だ。えくぼのある」
「リセルなら知ってるよ、おじいさん。ダーニクか――それともトスのほうがいいんじゃないの?」
「いや。かれらのどちらかが馬車に乗れば、セ・ネドラはなにかまずいことがあるのに気づいてこわがるかもしれん。獲物をとる動物というのは恐怖の匂いをかぎつける。彼女をそういう危険に

さらすのはよそう。リセルはじつによく訓練されておるし、短剣の二本や三本いろんなところに隠し持っておるだろう」ベルガラスはいやらしい笑いを浮かべた。「シルク

っとるだろうよ」
「おとうさん[#「おとうさん」に傍点]!」ポルガラがいきまいた。
「おまえさんは知らなかったのか、ポル? やれやれ、いったいどこを見とるんだ」
「おじいさんに分あり[#「分あり」に傍点]、だな」ガリオンはつぶやいた。
「ほれみろ」ベルガラスはどうだというようにポルガラに笑ってみせた。
 ガリオンはにやにや笑いをおばさん日本賞櫻に見られないようにクレティエンヌの馬首をめぐらした。
 その晩は普段より少し用心して、うしろを険しい崖に、前を山を流れる深い川にはさまれたハコヤナギの木立にテントをはった。太陽が上方の万年雪におおわれた山の端に沈み、夕闇が峡谷や

小谷を薄墨色に染めるころ、ほうぼうを飛びまわって下界の動きに目を光らせていたベルディンがもどってきた。「野宿するにはちと早いんじゃないのか?」微光をはなって変身したあと、かれ

は耳ざわりな声で言った。
「馬たちが疲れておるんだ」ベルガラスはセ・ネドラを横目で見ながら答えた。「相当急勾配の道だしな」
「こんなのはまだ序の口さ」ベルディ

この記事へのコメント