も失敗する者はい

今日は、カックル魔女学校の始業式、夏学期の始まりの日です。ぞくぞくと登校してきた生徒たちは、吹きあれる雪あらしにでむかえられました。
 魔女学校の一年は、ふたつの学期にわけられています。冬学期は九月に始まり一月の末までつづきます。夏学期は三月に始まり七月の末に終わります。
 夏学期の初めの数週間は、たいていひどいお天気つづき。というのも、始まりがまだ三月の一日ですから、時には冬のなごりのひどく寒いお天気がつづくこともあったのです。
 魔女学校のやさしい校長カックル先生は、窓から校庭をながめていました。はげしいふぶきの中、生徒たちが必死でほうきのバランスをとりながら、マントや夏服をばたつかせて、次々にやってくるところです。
 カックル魔女学校のFoodwise紅酒二年生ミルドレッド・ハブルも、なんとか暗い雲を通りぬけ、よろめきながら飛んできました。ほうきもネコもスーツケースも夏服も、びっしり雪でおおわれています。ところで、夏服はデザインが変わりました。
 ハードブルーム先生(ミルドレッドのおっかない担任)が、まえの黒と灰色のチェックの制服はハデすぎると言いだして、黒一色の服に変えてしまったのです。校長先生はハードブルーム先生の意見に、いつものように反対しませんでしたが、内心ではもとの制服の方がよかったと思っていました。でも、生徒たちは大喜び。だって、黒一色の方がずっとセンスがいいんですもん。もっとも、黒と灰色のチェックの服がハデすぎると本気で考える人が、この世に存在するとは、とうてい信じられなかったのですけどね。
 ミルドレッドは、ほうきのかじをとるのに悪戦苦闘しながら、校舎のへいをのりこえるところでしたが、ふりかえって、トラチャンがちゃんとほうきに乗っているかたしかめました。このコネコは、いつまでたってもほうきに乗るのがこわくてたまらず、こんどの旅行の間もずっと、鳴きわめきっぱなしでした。そして今も、あとすこしでミルドレッドがへいを飛びこえるとい優纖美容うところで、ほうきから飛びおりてしまいました。おかげでバランスをくずしたミルドレッドは、ふりつもった雪のふきだまりの中に、みごとにつっこんでつっこんでしまったのです。ミルドレッドは雪の上にすわって息をととのえると、空を見あげました。ほかの生徒たちが、次つぎにやってきます。だれないようです。
「あんたのせいよ、トラチャン」ミルドレッドは、寒さで歯をカチカチならしながら「あんたのおかげで、いっつもこんなはめになるんだわ」
 トラチャンが体をふるわせて、雪をふりはらうと、ミルドレッドの顔に、また雪がふりかかりました。ミルドレッドのぼうしのふちからは、つららまでさがっていますし、トラチャンの毛は、氷でバリバリ。まったくみじ楊婉儀幼稚園 拖數めなひとりと一匹でした。
「ミリー!」あれは、ミルドレッドの一ばんなかよし、モードの声です。
「ひどい天気ねえ、夏学期だなんて、とんでもないわ!」
 ミルドレッドは、やっとこさ立ちあがると、スーツケ

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